5月の定期演奏会で演奏する、「アルルの女」組曲のレッスンです。
有名な「メヌエット」だけでなく、1曲を通してフルートのソロがたくさんあります。
「カリヨン」と「パストラーレ」をレッスンしました🔔
〈カリヨン〉
〈パストラーレ〉
カリヨンはシチリアーノのような揺れるリズムと、くるくると同じメロディーを繰り返しながら、明るくなったり暗くなったり、色々な表情がみられる神秘的な響きの曲です。
表情や色の変化をつけることで、より表現の豊かな演奏になるようなポイントを練習しました。
パストラーレは、牧歌的な雰囲気を持った楽曲を指す言葉で、リズムもシンプル、のんびりとした素朴な響き、田舎風の響きが特徴の曲です。後半の少しスペイン風の雰囲気も出てくるところが、カルメンの作曲者ビゼーらしいなと感じられる部分だと思います。
スペイン風といっても、燃える闘牛士!フラメンコ!!イェイ!!!というテンションではなく、木管の柔らかい音色がどこかのんきに聞こえて、なるほど「パストラーレ」だなと納得です☺️
この曲は、1つのフレーズが長く平坦なので、逆に魅力的に演奏するのがとても難しい曲です。メロディーの持つ魅力自体が「素朴さ」なので、あれこれビブラートをかけたりするよりも、たっぷりとした息の流れと支え、音楽の流れを大きく捉えて表現をする必要があります。
途中の転調するところは、そこから一転!ガラッと音色も表情もテンションも変わります。その切り替えもとても重要なので、重点的にレッスンしました。
また次回のレッスンも頑張ろう!💌
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