市内小学校へ、部活指導に行かせていただいてきました!
いつもは、フルートパートのレッスンをして、合奏を見る、という流れですが、今回は2時間まるまる使ってソロコンのレッスン‼️
実質、6年生1人で2時間独占ですから、先生の気合や気持ちの入れ方が伝わってきますね…!
というのも、色々事情があります。
アンコンに何年もずっと出たかった生徒さんですが、最後の今年も出場できず…。
部活も「やめる!」というところまでいった中で、ようやく得られたソロコン出場の機会。アンコンは出させてあげられなかったけど、ソロの方では思う存分頑張らせてあげたい、という気持ちがとても伝わってきます。
とても実力のある生徒さんの、あと一歩抜け切らないところは、「良い子すぎる」ところ。
2時間あったので、本当にいろんなお話を聞かせてもらいました。聞いていて思ったのは、とにかく聞き分けが良すぎたり、分別が付きすぎるのが、良いところでもあり、今は弱点にもなっているところです。
器用すぎるんです。
怒られる一歩手前のラインをよく弁えていて、無意識のうちに上手にバランスをとってセーブできてしまう。
でも音楽を表現するときは、わがままなくらい、気分ってコロコロと変わって良いと思うんです。ブンブン周りを振り回して良いと思うんです。
もちろんコンクールで結果を出すためには、それだけではダメで、技術的にカッチリ確実に、丁寧に、冷静に紡ぎ上げることも必要です。
でも、小学生のコンクール。「今一度だけ」にかけたコンクール。
心の底から、このフレーズ、このダイナミクス、この和音、一つ一つを楽しみながら喜びを持って演奏してもらえると嬉しいなと思います。
今回は、細かく細かく「感情的な表現の部分」と「技術的に必要な練習部分」をとにかくたくさん伝えさせて頂きました。
本番前にもう一度、レッスンに呼んでいただいているので、今度は彼女自身の深い部分をもっと動かせるような指導が出来るように、今できる準備をしっかり考えていきたいなと思います…!
ソロコンに出る諸君みんなが、思い残すことのない演奏ができますように!🙌
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