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エドガー・ヴァレーズ





ヴァレーズといえば、

『密度 21.5』という曲がフルートでは、無伴奏ソロ曲として残されています。



残された作品数は、意外と少なく、
12曲で、全ての演奏時間を合計しても2時間ほどなんだそうです。




そんな貴重な数の中に、フルートの曲が入っているなんて、嬉しいですね😊🌸





ヴァレーズの作品は、無調は無調なイメージですが、ただの無調と言うよりは、

電子音楽やノイズの技法のようなイメージがありました😳💦





こんな、なかなか尖った印象の作曲家なのですが、ヴァレーズの人間関係を知ると

私はなんだか、急に親近感が湧きました❣️




堅実な道を歩ませたがる父親と仲違いし、出身のパリに戻ったヴァレーズは、

様々な芸術家と親交があったそうです。



パリではパブロ・ピカソやエリック・サティと出会い、作曲も始めました。


また一時は、彫刻家オーギュスト・ロダンの秘書をつとめ、

市民大学で労働者の合唱団を組織し、自分の作品もいくつか上演したそうです。




さらに、ヴァレーズは当時の楽壇の大物全てと面識があったそう。


リヒャルト・シュトラウス
モーリス・ラヴェル、
イーゴリ・ストラヴィンスキー
クロード・ドビュッシー、

グスタフ・マーラーに、
アルノルド・シェーンベルク…


その誰もが、ヴァレーズに影響を与えたと言われています。





(有名な作曲家ばかりで、名前が並んでるのを見るだけで圧倒されます…!)




ちなみに私は
ヴァレーズの章を読みながら、


ヴァレーズが脚光浴びるきっかけになった曲

『アメリカ』


大規模なオーケストラのための2番目の作品

『アルカナ』


71歳の時に初演し、大スキャンダルを起こした作品

『砂漠』



の3曲を聴いてみました❣️






同じ無調な現代音楽でも、シェーンベルクとは、また全然印象が異なりました😌




シェーンベルクの音楽はどちらかというと、内面的というか、

物事の1番深いところにある、本質的な部分を抉り出すように

洗練して研ぎ澄まして表現していて、
一瞬一瞬の表現の連続、という印象がありましたが、


ヴァレーズの音楽はどちらかというと、
外向的というか、大きな流れの中で音楽がどこかに方向を持って常に運動している中にある、という印象を持ちました。




ヴァレーズ自身の残した、自身の作品と立場に対する言葉からも、そんな印象を受けました。
引用してご紹介したいと思います!

われわれは異常な時代に生きている。空を飛んでいる音楽をラジオで受信する。バッハやワーグナーの時代には、誰も夢想だにしなかったことだろう。現代的(モダン)であるということは、言うまでもなく、自らの生きている時代の精神を解釈するということだ。私はわざわざ異常なものを追い求めているのではないと、自信を持って断言できる。私にとって自分の作品は、自らの時代を生き、そこで創作する、ひとりの音楽家としての発言にほかならない。






さらに、ヴァレーズは自らのことを「ロマン主義者」だと思っていたそうです。


特別おかしな事をしようとしていたわけでも、
突飛な音楽をあえて書こうとしていたわけでもなく、

ただ純粋に自分の中の新しい音楽を追い求めたい、という純粋な夢や憧れの心で作曲していたから、なのかもしれません。





1954年の、『砂漠』の初演は、
初演時の指揮者ヘルマン・シェルヒェンのCD
『パーセルからヴァレーズまで』

というCDに実際に録音されて残っているそうです😨💕



聞いてみたくて、ネット上を探してみたのですが見つからず…


今度大学の図書館に行った際に、もう一度探してみようかなと思います♡


ストラヴィンスキーの『春の祭典』を思わせるような、大混乱がCDに残っているなんて…

絶対聞いてみたいです!!😆🌸




最後に、

ヴァレーズの作品は、割とリズムがいつもどこかにいてくれるので
どことなく有機的で、

私にはある意味抵抗なく、聴きやすい現代音楽だなと思いました😊


『密度 21.5』はやるかどうか、まだ決心はつかないですが、
1つ心のハードルを超えた気がします…!


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船橋市 フィエルフルート教室

千葉県船橋市にある個人フルート教室。生涯をかけて夢中になれる「大人の青春」をはじめる場所。子どもさんのレッスンと同様、大人のレッスンも限界を設けずに、生涯学習を見据えて一生役立つ表現の技術、音楽の楽しみをお伝えします。のびのびと個性を発揮すること、豊かな感受性と表現力を重視しています。

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