最近、よく本を読みます☺️
定期的に大学に行く予定があるので、
図書館で面白そうな本を借りて来ています。
今日はちょうど、
『音楽家はいかに心を描いたか』という本を読み終えました!
すごく面白かったので、ご紹介しますね♪
音楽家は「どのような技法や考えを持って、心を描いたのか」ということについて、
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトについて1人ずつ丁寧に取り上げた後、
「楽譜は宇宙を語る」という章題で、楽譜から読み取れる情報や音楽について書かれています✨
この本は放送大学で使用されたテキストから書籍化された本なんだそうで、クラシックに詳しくない人でも分かりやすく、
イメージは具体的に、
かつ不必要に小難しい解説は少なく、
とっても読みやすくて面白い本でした😊🌸
印象深く、面白い知識やエピソードも多くて、
私もレッスンの時など、いいタイミングで人に話せるように、手元に置いてしっかり読み返したいな〜なんて思いました😊💕
(でもちょっとお高くて…税別1619円です💦
ちなみにISBNは、978-4-903500-12-6です)
私は普段、
どうしても歌曲を聞く機会がなかなか少ないのですが、シューベルトの章を読んで、「冬の旅」、「水車小屋の娘」くらいはちゃんと一度腰を据えて勉強しよう!と思いました💦
「水車小屋の娘」といえば、その中の1曲を使った『「しぼめる花」による序奏と変奏』は、フルート吹きにとっては忘れてはいけない名曲ですよね❣️
シューベルトは
歌詞を音楽で表現するにとどまらずに、本のタイトル通り、言葉の背後にある「心」を「いかに描いたか」。
幼稚な感想ですが、ただただ
「シューベルトすごいなぁ〜〜〜!!!!」
と素直に思いました😂💦
当時の社会のあり方についても、簡潔に、しかしとっても細かくまとめられていて、
色んな意味で、本に登場した各作曲家に対する考え方が深まりました💡✨
最後に楽譜についての章にある文章の一部を、少し長いですが引用してご紹介させていただきたいと思います!
結局のところ、楽譜というものは、その時代時代の記譜習慣に従って書かれたものである。
それは、作品の姿を忠実に写し取ったものではなく、演奏の仕方をその時々の記譜習慣に従って指示したものに過ぎない。
そういう意味では、過去の作品の楽譜は設計図というよりは、ある機会機器の操作マニュアルや、料理のレシピに近い。
実際にその調理に味付けを施すのは、過去の記譜習慣を踏まえた上での演奏者の判断である。
過去の音楽遺産を味わうためには、こうした知識の集積が不可欠なのである。
特に、最後の2文❣️
どんな味付けをすれば美味しくなるのか、
そもそも
その味付けをしたらどんな味がするのか、
その料理の美味しい部分はどこなのか、
知っているのと知らないのとでは
本当に音楽の楽しさが100倍違います!😭💕
(私も全てを知り尽くしているわけではないので、ずっとこうして勉強していけたら私はそれが幸せなのですが、)
まさに私がレッスンを通して伝えたい!
と思っていることが書かれていて、
私が感じていたことは間違ってなかったんだと、なんだか自信になりました😌🌸
「曲を吹き切る」ためだけのレッスンなんて、私は味気ないって思います。
もちろんそういうテクニックも、とっても大切なんです。
でも、やり方がある、と私は思います❣️
ただのフルート教室、ではなく、
生徒さんが主役になって、
生徒さんが主観で楽しい!と感じるような
フルートとのふれあい方
音楽とのふれあい方
1曲通す「技術」のもっと先、
1曲を楽しく演奏する「技術」を
レッスンするフルート教室でありたい!
と思っています☺️🌸💕
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